聴取メモ
JFNサードプレイス 月刊寺島実郎の世界 2015.03.24
「21世紀の日本の構造変化―進む貧困化と内向」
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個人株主は人口の12%のみ
88%はしておらず、格差になっている
株式市場は市場に投じられているお金の量によって上がったり下がったりする
現在は外国人投資家の買い越しで上がっているだけで日本人は買ってはいない
アベノミクスと言われてから外国人投資家の累計買い越し17.5兆
日本人投資家+機関投資家の売り越し16.7兆
米国が金融引き締めを始めているので金利を引き上げるので
還流していくのではないか
公的資金「くじら」が動き始めている
年金基金、いままでは6割国際で運用。株は11~12%まで
いま25%までOKというルールにしてしまった。2014年10月
年金基金137兆円GPIFが運用、28兆が株式市場に。。。
3つの共済のお金が4兆くらい入ってる?
かんぽやゆうちょも次第次第に
日銀そのものが上場投資信託のような形、、、
3つ合わせて33兆円くらい。
いま19,000円だが、この種の分野の専門家、22,000円までいくなんて言っている
公的資金20-25兆投入しても株価を維持しようとしている。
株が高いから景気が良い、景気がいいからアベノミクスは成功、政権は安心
これ危険でしょ?
公的資金がインフラに使われていくのならいいけど
市場は残酷で乱高下する
日本の実体経済
2012年9,000円日経平均、いまは19,000円→株価は倍
日本の実態経済は。。。
恩恵を被っている人はいるけど格差が広がっている
貧困が広がっている
実質ゼロ成長、マイナス成長
2000→2013年の間の
勤労者家計の可処分所得変遷
(可処分所得=給与所得−年金-税金−社会保険)
2000年47万3,000円
2013年42万6,000円
平均的家計では47,000円減 年額で60万減
日本人は貧乏になった。
消費は?
日本の全世帯
月額27,000円減
それでも増えたもの
自動車関係費(生活のための車)移動、介護、子どもの送り迎え
通信費−単価は下がっているけど、家族全体がスマホ、ケータイ
健康医療関係−家計が苦しくても命に関わるものには払う
減ったもの
交際費、外食、酒類 →日本人はしょぼくれた
学びの力→書籍代、教養、娯楽、授業料、仕送り
地方出身の学生はアルバイト一生懸命
教養のための出費はせちがらく→日本の空気に影響
日本人は学ばなくなり、積極的に行動しなくなった
外の出来事に目を向けなくなった
内向きの日本になってきた。
労働分配率(労働者へ分配された金額/企業が喪失した付加価値)
2000年67.3%
2013年61.6%
労働組合運動の弱体化
連合−組織化比率は17%
働いている人の8割以上は労働組合に入っていない
→21世紀に入って円高圧力に苦しみに上がらグローバル化でサバイブ
企業の体質を筋肉質に
→「いやならやめてくれ」の世界
企業自身は生み出した利益は付加価値を内部留保して、
次の競争のため
内部留保:2013年328兆円
ところがいまのシーンは滑稽
政府がアベノミクスの効果を浸透させるため
労組代表と企業代表に分配お願い
一時的に円安の恩恵を被っている企業がベースアップしているように見えるが、
全体観からみると物価があがっているほど賃金が上がってはいない。
川上インフレ川下デフレ
原料上がるけど売価を上げれない。
賃金が上がらないから
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