2015年4月29日水曜日

人間と非人間のあいまいな境界


2014年、チューリングテストに合格し、機械の領域から世界初の人工知能だと認められた「Eugine」。
 http://goo.gl/tGGfDe
再生技術により生まれた人間の身体もしくはその一部。
 http://goo.gl/b2V5mD
幼児程度の知能があるとして解放されるニューヨークの実験棟のチンパンジー。
 http://ggsoku.com/?p=88488
人間ではない人というロジックから解放されるべきとされたアルゼンチンの動物園のオランウータン。
 http://goo.gl/fXxVD6
知性や感情を持つものとしてまた人類ではない人として認められたインドの曲芸イルカ。
 http://goo.gl/1gWrX

人類と人類ではないもの、
知性と非知性、
絶対的に守られるべきものと使役されて当然のもの、
それぞれの境界があいまいになりグラデーション化してきている。

いやそもそもはっきりした境界があるというのは事実ではなく、
都合よく見えていた恣意的な視点でしかなかったのかもしれない。

信仰よりも強く当然のこととして信じてきた”至高の我々””最も尊ばれるべき私たち”という概念はゆらぎつつある。

これからは当然と思うことを捨て、社会を維持・発展させるためにこの境界を政治的に選び更新しつづけなければならない時代がとなった。

この時代では”我々=人類”という認識も変えなければならないとき来るだろう。

いまの我々を乗り越える存在が現れ、いまの我々の幅が広がり、いまの我々から外れるものも出てくるだろう。

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