2014年7月28日月曜日

昇竜道

セントレアが中部北陸の観光地を束ねて「昇龍道」と名づけた観光キャンペーンを展開中。

なんぞストIIみたいな名前だなと叫んで拳を出しそうになる。

最初から商業的につけられた名前なのか、アジアの外国人がこの辺りをブラウズしてそう呼んだのが始まりなのか
発端はできれば後者のようなものであって欲しいと思う。

関空は「関西」というくくりで岡山から三重、福井まで含めて観光案内を展開しているのをみると
本来は関西ではない岡山や三重や福井を取り扱ういやらしさと、それぞれの辺境の県側の卑屈さが透けて見える様で気分が悪い。

また関西でないものを関西と呼ぶ「まあいいじゃん」的なミスリードも許せない。

セントレアで展開されている昇龍道は富山の「立山黒部アルペンルート」や福井の「東尋坊」まで入れているので
本来の昇龍道がなんたるかは定かではないけれどもこちらも拡大解釈している可能性が高い。

でもまあ、昇龍道という言葉は比較的新しいようだしまだ柔軟性を持ってもいいのかもと思えたら
「関西」とは比べ物にならず与するならこっちだなと思う。

http://go-centraljapan.jp/ja/special/shoryudo/index.html

井波彫刻が産んだ異物「龍剣ギター」も売れる切欠にならないかな。







2014年7月19日土曜日

深夜のKLIA2小譚


深夜のKLIA2。明日の朝にはヤンゴンへ飛ぶ。数時間のことだが体を休めるため事前にここから15分でいけるホテルを予約していたが、タクシー代が往復でホテル代を超えるという馬鹿げた形となることが発覚。クーポンタクシーがそうならメータータクシーはいくらだと概算をドライバーに確認にいくとコンシェルジュとドライバーがマレー語でなにやら熱く語り出す。コンシェルジュ「なんでそんなホテルを取ったんだ。支払い済みならもったいない。ちょっとあそこにいけば(と館内の奥を指差す)もっと安くて快適なところがあるぞ」と。「KLIAまだ新しくて不慣れで」と話したらその奥にあるカプセルホテルまで連れて来てくれた。生憎予約一杯だったので泊まることは出来なかったが、次回のために学習できた。コンシェルジュには「君はコミッション取ったらいいのに」と冗談を飛ばす僕。笑顔で彼は去って行った。
カプセルホテルの名前はカプセル・バイ・コンテナー・ホテル。3時間=45リンギット、6時間=70リンギット、12時間=90リンギット。 www.capsulecontainer.com 近いうちに利用したいと思う。
ミャンマー入りのビザの準備をするためカウンターを借りて作業を開始。wifiもどうぞとパスワードの書かれたスリップ(紙切れ)をもらう。
申し訳ないのでビールを買おうとしたらそれもいらないという。
でも喉が渇いて結局カールズバーグを買ってラッパ飲みしているけれども。

2014年7月17日木曜日

映画「トランセンデンス」を観た直後に思う。

映画「トランセンデンス」は丸ごと映画版WIREDだった。そしてテーマは「愛」。終わり方がどの様にも読める解釈のしようがある形は素晴らしい。ナノロボットは「彼の意思のパートが世界に撒かれた」というけれどそれもまたビッグブラザーに支配されるという視点とアニミズム的万物宿魂/付喪神という見方と、道半ばで敗れた者の遺志/意思が継がれているという三つの見方が出来て実に素敵な映画だった。この時勢(タイミング)のこの映画の扱ったテーマとまとめ方には嫉妬心さえ覚させる。

2014年7月14日月曜日

神との対話としての祭り、ハレの日としての祭り、観光資源としての祭り(すり替え的移行)

そもそも「祭り」=「フェスティバル」とされ観光資源化されたことで本質は変容したことになり地域の伝統の保存の不可能さは決定的となる。つまり観光政策は経済政策であり伝統文化は経済のために軽薄に流用利用されているに過ぎず、祖先から受け継いだ伝統文化の子孫によるコモデティ化という毀損ということがベースにある。それが世界的規模のムーブメントとなっているのがユネスコの「世界遺産」である。伝統文化を受け継ぎ観光資源的に活用するしかないと決め込んでいる子孫たちはもはや伝統そのものをそのままの形でその生命を保ち続けることが不可能なだけに、自らが先祖を裏切るものたちであると確信犯的にそれらを活用して行く必要がある。
なぜ伝統文化がコモデティ化してしまうかは、もはや「共同体意識」が誰の身にも自明のものではなく入れ替えの効く選択的なものとなってしまったことに理由がある。
「世界遺産」においては表面上人類に共通して重要な遺産を世界中からの監視のもと保存して行こうというものだと思うが(いま機内なので定義をWebで確認できない)、認定を受けた各世界遺産において、その祖先から受け継いだ各世界遺産の不遜な子孫たちは世界中から金を集めるためにその本質を無視し捨て去って表面上の奇異さで金を稼ぐことに躍起になっている。ユネスコはさらに毒を持って毒を制す的なやり方で遺産の保存を達成しようという向きもみえる。

2014年7月11日金曜日

仕事とありがとうの関係

仕事を「商売」と考えれば「媚びへつらい」になるけれど、「取引」と考えれば単純「等価交換」。そこにはありがとうもすみませんもいらない。

そこに日本人が大切にしている「一期一会」的発想や「互いを尊重する心」「相手の事情を忖度する気持ち」ということを意識的に取り入れれば相互に感謝の気持ちが出せる。

一方「お客様は神様です」的発想は明治〜昭和が残した日本人が捨てるべき観念で、お金の価値が非常に高かった頃の名残でしょう。

「拝金主義」的狭隘さは財形的にみても「金しか考えられない」という分散投資の出来ない偏った見識ということで、ゼロサム世界の住人は幸せにはなれない阿修羅さんたちなわけですねぇ。

2014年7月4日金曜日

A Coffee.

早朝のジェットスター機内。僕はワイアード誌Vol.12号のコーヒー特集を読みながら昨日買ってポットに入れて持ち歩いていたスタバを飲んでいる。まだ暖かい。

コーヒー特集では少しだけスタバをdisりながら10月に清澄白河にできるブルーボトルコーヒー推しの文が展開されている。

単純にオープンしたら行きたい。

LCCでは外から持ち込んだいかなる飲食物の消費を禁止されているのが普通だから背中にポットを隠しながら飲む。

通路側に座る僕からひとつの空席を空けて窓際に座る初老のおじさんが僕のポットコーヒーに触発されてか機内コーヒーを注文する。200円。悪くない価格だ。

内面嬉しそうにポーカーフェースでコーヒーを受け取ったおじさんは機内誌を取り出して読み始める。そしてコーヒーの最初の一口。

「ズルズルズルズル…チッ!」

美味しい飲み方なんだろうか。そばをすする様にコーヒーをすすり、最後はまさかの舌打ち。それが何度もコンスタントに繰り返される。確かワインのテイスティングでもズルズルはあったけれど、うーんこれも彼の人生の年輪なのかな。

Jetstar Japan http://mobile.jetstar.com/s/?lang=ja_JP
Wired Japan http://wired.jp/sp/
Blue Bottle Coffee
http://www.bluebottlecoffee.com

2014年7月2日水曜日

新生エアアジア・ジャパンについて



http://www.kahoku.co.jp/naigainews/201407/2014070101001510.html


あぁ、確かにな。前のエアアジア・ジャパンは提携先がレガシーキャリアのANAだったことに起因するのは間違いないけど、サイトが使いにくいとか難癖つけられていたものね。そういう意味では楽天と組むのはありかもですなぁ。

ANAが悪いというのはね、まず参加にPeachという別のLCCも持っているくせにという、パートナーに対してまず不義理な感じ。あきらかにPeachの方に力が入っていたな。それからLCCとレガシーキャリアがカニばる構造があって、急激にLCCを展開すると本体の(ホールディング会社作ったから正確には違うけど)ANAの方の経営が立ちいかなくなるし。ANA側はLCCの世界的な成長をみて参入せざるを得ないけど、日本国内のLCCとしての主導権を握ったままゆっくりと体制変更や効率化をしていこうと思っていたはずで、とにかく素早く対応したい本家エアアジアとはスピード感が違っていたわけだよ。

それなのにウェブサイトが使いにくいとか言われちゃって。まあいまのPeachやバニラと比べてもそんなに違わないわけね。
ただエアアジアの就航便が多いだけに沢山選択肢が出てきて大変というのはあったと思う。だけど、東南アジアのほかのLCCとくらべても別に遜色なかったし。
あとアルファベットの1バイト文字が主流のところとかな漢字を使う2バイト文字の世界ではちょっと様子が違ったかもしれない。
どうしても英語で入れなければならないところにストレスを感じさせるのはもちろんあるかもしれないけど、何よりも頭文字をいれたときに表示される候補文字とか2バイト文字だと無理だし、基本一文字うつのにローマ字入力だと倍タイプしてるしね。

「楽天エアアジア」なんて飛行機が飛び出したらなんか嫌だけど、楽天の実績をみてエアアジアのサイトを調整したり、楽天内に「楽天LCC」なんてコーナーが出来たりしたら売りやすく買いやすくなるんじゃないだろうかっていうことで、楽天の資本参加も悪くないのかなと。

あ、久々長くなったのでブログの方にも置いておきます。



日本をダメにするうさぎ跳び精神

なんか良さげなこと言ってるのかなって思って聴き始めてみたYoutube。 武井さんじゃなくて、武井さんがインタビューしてる相手のことを「あかんなあ」と思ったのでオピニオン。 【武井壮】日本人に多い間違った働き方!! 武井さん聞き手となっている相手は俣野成敏さんとやら。...